紙の本
いま大前研一かよ!
2001/09/07 23:51
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投稿者:道成寺 新 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんでいまさら。青島にすら都知事選で負け、泥をかぶりまくった、大前。まあ、マッキンゼーが日本でプレゼンスがあるのは、彼に負うところは大きいかもしれないけど、もうある意味過去だよ。第一、この本、70年代に書かれた本の新装版、つまり表紙を新しくしただけだろ、どんな意味あるの。
大前研一という名前を聞いたら、それくらいの反応はほしい。そして、そんな反応をこの本はみごとに裏切る。
ああ、大前よ、おまえもか、みたいな裏切られ方である。言葉の切り口から、大前の物事の切り方があふれてくる。そして、その切り口は他人の真似ではない、彼のものなのだ。
今、さまざまな合理的に物事を考えるフレームワークに関する本が溢れている。そして、それらの本を読んで、真似をすれば、大前研一「風」の文を書くこともできるだろう。でも、それはあなたの血肉になってるのですか?
フレームワークを真似るのではなく、問題解決のために有効なフレームを考えること、それができなければ、あなたは一生、大前研一「風」に過ぎないのだ。
紙の本
戦略が意味するものは
2013/02/12 20:19
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投稿者:KAZU - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在日本や世界で繁栄している「日本企業」の創業者やリーダーで、本書を読んでいない、あるいは本書に影響を受けていない方はいないのではないかと思う。それだけ本書の登場は衝撃的であり、かつその後の経営に関するパラダイムシフトを起こした本は無いのではなかろうか。
大前氏は、近著「新・資本論」の中で、ビルゲイツが登場する前後で経済原理が変わったと主張する。つまり1985年を境にB.G.(Before Gates) A.G. (After Gates)として四つの相互リンクした経済社会が出現したとの考えを我々に示してくれた。また、企業参謀で示した4つのCの定義も不可能になったとの見解も示している。
本著は、大前氏の言うB.G.時代に書かれた物であるが、その内容は既に現在の経済社会の根本原理を突いている。そのため、事例そのものは20年の年代を感じさせるものの、ものの考え方は現在でも新鮮であり、オリジナリティの面では輝きを保っている。
本来は科学技術者であった大前氏は、左脳による戦略的思考と右脳による感覚的思考を見事に調和させているのである。前者は西欧的アプローチであり、後者は東洋的アプローチとして、その片方だけでは本著を始めとする大前氏の発想は生れなかったのであろう。特に日本人の経営者にとって苦手な前者(戦略的思考)と前者と後者の橋渡しについての考え方は、身の毛がよだつほどの凄さを感じるのである。
今回、「企業参謀」と「続・企業参謀」を合わせて再出版された本書は、時代を超えて現在の経営者予備軍の方々にも多大なる影響を及ぼすものと思う。
電子書籍
新装企業参謀
2012/08/15 09:59
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投稿者:asve - この投稿者のレビュー一覧を見る
論理的思考方法が解りやすく詳細に記述されている。
紙の本
思考方法を学べます
2022/12/31 19:06
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投稿者:めいぷるはにー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビジネスにおける思考方法を一から学べる本だと思いました。ビジネスパーソンだけでなく、これから社会に出る学生にもおすすめです。
紙の本
20年以上前に出版されたことが信じられない
2001/12/01 21:52
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投稿者:ダグ - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎年多くの新書が出版される経営書にあっても、良書は時代を越えて読み継がれるものだということが実感できます。出版当時は斬新だったかもしれない分析手法や戦略的思考の一部は、21世紀においては既に常識となっていますが、それでもなお、大前研一の伝えるメッセージは心に響くものが多く、特に20〜30代のビジネスマンには、読んでおくべき1冊といえるでしょう。随所に引用される企業名や商品名だけは、さすがに20年以上の時間の経過を感じさせますが、そこはご愛敬。
紙の本
オピニオンリーダーとして常に最先端で活躍を続ける大前研一氏が,最善解を導き出す戦略的思考法を公開
2000/07/17 06:21
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1975年と77年に刊行され著者の出世作となった『正・続企業参謀』の新装版。手本と解答がない時代,成功のプロセスを自ら考えなくてはならない。そのための入門書としての位置づけだ。
変革しなければならないのは個人であり企業だが,個人や企業が変わるには「こうすれば変わるのだ」という「気概」が必要になる。そのうえで著者は,戦略的計画の核心として(1)目的地に達した場合,守り抜けるものでなくてはならない(2)己の強さと弱さを常に知り抜いていなければならない(3)リスクをあえてとる局面がなくてはならない(4)戦略に魂を吹き込むのは人であり,マネジメントのスタイルである,とポイントを挙げている。さらに,経営者が備えるべき先見性の必要条件として事業領域の規定と明確なストーリーの作成だけでは不十分で,自らの経営資源の配分にムダがなく,また原則に忠実で,かつ世の中の変化に対しては原則の変更をも遅滞なくやっていくという十分条件が備わっていなければならないとする。
(C) ブックレビュー社 2000
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戦略的思考と言うよりも、
経営的な焦点のようなものが学べる。
利益を上げるとはどんなことか?
業績を上げるとはどんなことか?
最善解を見つけ出すマッキンゼー式ロジックがここに!
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テーマ:戦略論
お勧めの人:大前の名著を読みたい人。3Cって聞いたことあるけど。。何か知りたいという人。戦略論の古典を勉強したいという方
ポイント:僕はすっと読めましたが、分厚く量も多いので、難しい本ということで星三つにしました。内容は☆5つです。特に理系で、コンサルに興味があったり、理系からビジネスへ転身したい人には、面白いと思います。彼が原子炉エンジニアからマッキンゼーに移り、学んだ事を30歳くらいの時にまとめたノートなので。
世界中で読まれている本です。
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初版の企業参謀から数十年後に読んでも古さを感じない.それだけ企業が変わって(変われて)いない現実を知る...
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ブックオフで購入。
昔の本だけども今に続くロジカルシンキングとかの流れを作った本で中身はそこまで古さを感じさせない。結構良書
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戦略論の名著としていまだに読まれている本書。個人的にもかねてから読んでみたかった一冊。がしかし、まだ自分には早かった。レベルは結構高めなので、もうすこし力をつけてから再度トライしたい。
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開始:20070520、完了:20070520
さすがに1975年のときの本となると、目新しさがない
部分もあるが、しかし、当時30〜31歳の大前研一氏がいかに物事の
本質に迫ろうとしていたのかというのと、その膨大な体系化された知識
驚かされる。ただの焼き増しではなく自分の頭で考えているということ
がよくわかる。
しかし、まさに戦略の教科書といえる。中期経営計画の立て方や、将来
の不確実性の考え方など、とてもわかりやすい。1回目に読んだときよ
りも2回目に読んだときのほうが理解が深まる。
ホッケースティック曲線。
そこは願望と期待の入り混じった"明日こそは業績回復"曲線が例外なく
示されている。これはまさしく自社のことといえるのではないだろうか。
以下メモ。
企業参謀は30歳〜31歳のときのメモ。
マッキンゼーは5年で古株。
運、不運ではなく問題に取り組むときの姿勢と方法に大いに関係がある。
縮むマーケット。うまみのあるボリュームがなくなっている可能性。
練炭メーカーor冷蔵庫発達後の製氷業者。
売上高利益率。
ROA、総資産利益率。総資産に対して利益がどのくらい出ているかをみる。
この指標は経営内容の詳細がわからない他業種や他社との比較には
便利だが、一方一定の会社内での異なった製品間の比較や
ビジネスそのもののうまみを絶対値としてあるいは経年的に
測るにはあまり適していいない。
使用総資本利益率(ROCE)。ROAの不備を取り除くため、分母の総資産から
短期買入債務を差し引いてある。
P&Lとバランスシートの双方を同時に正当に評価するための有料な指標
であるということができる。
個々のファクターの弾性値が定量的に把握されてしまえば、企業のトップ
マネジメントは重要な武器をもつことになる。
資本投下の見返りが最も多くなるような事業は何か。
10年も15年も先のことになると戦略というよりは空想といったものに
近くなる。
しょせんは"カン"の重畳。
参謀としての頭脳グループが最も有効に力を発揮できるのは、短期でも
長期でもない、その中間の中期経営戦略である。
大体3年ぐらいを中心とした前後1,2年を中期、という。
各段階で現実性のある中期経営計画を立てる必要がある。
8つのステップがある。?目標値の設定、?基本ケースの確立(現状
のままだったらどうなるか、住宅着工件数など)、?原価低減改善
ケースの算定、?市場・販売改善ケースの算定、?戦略的ギャップの
算定、?戦略的代替案の摘出、?代替案の評価・選定、?中期
経営戦略実行計画。
創造力を駆使した思考と分析を重ねれば、必ず非常に実現性の高い中期経営
戦略が立案できる。
業種の成長曲線、高成長持続型、低成長型。低成長が基本的には持続すること。
プロダクトライフサイクル、成長期、成熟期、衰退期。
製品・市場戦略策定のためのプロセス、?市場性の動的把握、?内部経済の
分析、?競合状態の把握、?KFSに照らしたわがほうの強さ弱さの客観的理解、
?改善機会について仮説の抽出・評価、?改��実施計画作成・実施、?モニター/
必要な軌道修正。振り幅を正しくつかむ。
ニュージーランド沖の日本イカ船団。事業のうまみは少なくとも銀行の
長期預入金利よりも大きくなくてはならない。
自然の再生そのものを毎年の漁獲量とする。
経済性と実行可能性。
参謀五戒。
?参謀たるもの「イフ」という言葉に対する本能的な恐れを捨てよ。
代替案を探るときには「What, If....?」という設問のしかたを
するのが普通である。すなわち「もし状況がこうなったらどのように考え
(あるいは行動反応し)たらよいか?」ということ。
?参謀たるもの完全主義を捨てよ。
?KFSについては徹底的に挑戦せよ。
「この業界で成功する秘訣は何ですか?」
?制約条件に制約されるな。
「今何もできない、と思うに至った制約事項とは具体的には何と何ですか」
「これらの制約条件が一切ないとしたらどんな可能性が出てきますか?」
意外にも実はそれほど大きな制約条件ではなかった。
?記憶に頼らず分析を。
2つの重要な能力「分析力」と「概念をつくり出す力」。
「道場破り」の促進。
二律背反につきあたる。
料理名がないと意外と材料の買物ができない。
ホッケースティック曲線。
そこは願望と期待の入り混じった"明日こそは業績回復"曲線が例外なく
示されている。
すべてが強気の計画。
"明日こそは"のカーブゆえにもう少し待ってみようかという気になってしまい、
低業績、不採算事業から抜け出せないという羽目になってしまう。
本来成熟し硬直化した市場においてなんらかのドラスティックな
アクションを伴わないで業績が急展開して回復することはそれこそ奇跡に等しい。
猛烈社員の常として計画と努力目標とが識別されていなかったり、一度低位
に計画を設定すれば努力をしなくなるのではないかという恐怖感から、
できないと理性で知りつつも、情熱が"明日こそは"のカーブを描かせてしまう。
拡大思考は確かに社員にやる気を起こさせ、トップに立つものにとっては
逆に指導もしやすいが、ラッパや太鼓でしか社員を陶酔させることができない
人は一見勇壮ではあっても危なくて見ていられない時代になっている。
経営者が追い込まれていくと、似たような挙動を示すこともよくしられていく。
状況が悪くなるほど、広く見なくてはならないのに、よけい狭く見て、
もう選択の余地はない、と思いはじめてしまう。
世の中の「営みごと」はすべてオン=オフという二者択一ではなくグレーの
アナログ系である。「つき」は呼び込むもので、与えられるものではない。
誤りは「制御」できるもの、最悪事態は避けられるものである。
経営は真剣勝負ではあるが一命を落とす前なら敗者復活もありうる。
勢いにのっている会社は"そこに至る道"を考え、勢いの落ちた破局に向かっている
会社の場合は最悪事態を想定し、"そこに至らない方策"を考える。
多少不利な講和条約でも結んでしまったほうが、ヒロシマに原爆を落とされ、
東京が焦土と化すよりもよいのだ、という発想が出てこない。
PPMの公害で、自分の参入市場をなるべく狭義に定義し、シェアを高めに
計算する癖のある会社もある。
「味の素」ではなく「クリスタル」を買わせるにはどうしたらよいか、という
問いに対する答えになっていることが必要。
国レベルでのポートフォリオ管理。
人と資金の有効循環。
日本の3つのエポック。
?徳川幕府の創設、?明治維新、?終戦。
柔軟な思考法。
白か黒かでないと、考えられないというような硬直した頭ではなく、
どのくらいの灰色までなら妥協してもよいかを判断できる人物が戦略的
思考家である。
「最悪の事態」を避けるための施策。
基幹事業の成熟化と生活水準の向上に関係している。
原価低減の圧力を部下にかける以外にアイデアの浮かばないトップマネジメント
は企業家とはいえない。
日本、「恥の文化圏」。
市場成長が鈍化または停止し成熟期になると通常はシェアも硬直化してくる。
常識に徹底的に挑戦する。
経営資源として、人・資本・原材料・技術の少なくとも4つを考える必要がある。
「どの」技術かということ。
余裕のある今のうちに部分的にでもよいから企業内にとにかく戦略的計画法
の実績をつくってしまっておくことがいざというときの何よりの強みとなるに
違いない。
ホワイトカラーも含めた生産性はアメリカに負けてしまう業種が多い。
低成長への対応。?需要変動型、?国際競争力型、?新価格体系型、?ライフサイクル
の短命化。
世の中は全て相対的。相対的戦力。
軍事戦略における人的部分とは能力・組織・士気の3点。心情が官僚的になってしまうと
企業は硬直化してしまう。
官僚的心情の克服。
事業機会というものは見つけたら一挙に掘り起こしてしまう必要があり、
よほどの冒険家か金持でないと成功しにくい理由はまさにそこにある。
冒険家の成功話(カシオ、ダスキン)はたくさんきく。企業活動のステップ
、原料確保→生産設備→設計→生産技術・技術特許→品揃え→
アプリケーション→販売力→販売網→サービス。
電気メーカーは事業のバランスが問題。"電気"と名のつくものを片っ端
からやっていればわが国のGNPの1/3に匹敵する事業領域に経営資源を
分散することになる。
家電関係の研究員にとってはアパートの主婦の立ち話のほうが、学会の
発表よりも実り多い場合があるだろうけれども、ともすれば自分の住む
空間を完全にユーザーから離れた独自の振動、独自の宇宙としてしまう。
新機軸を求める方法、?考え方の転換、?戦略的自由度、?技術的
ポートフォリオ。
最も素朴な「なぜ」という質問を担当者に嫌われるほどしつこく発する
やり方。
東芝の敷き毛布。誰も曲げたり乗ったりしてはいけないという既成
概念にチャレンジしなかった。
戦略軸、フィルム、レンズ、付属装置。
市場を考えない製品が研究室から自然発生したり、衰退市場に新製品
を注ぎ込んだりしてしまう。
技術ポートフォリオ。
新規事業に次々と参入し、売上高は伸ばしたけれども、市場地位は
伸び悩んでいるというような事業部をたくさんかかえた大企業が���い。
地位が他人にまねのできない何かによって守られているとき。
リスクをあえてとる局面がなくてはならない。
成功した経営者の話を聞くとその意思決定がいかに預言者的であるかという点。
後から考えると全く論理的。
成功のパターン、?事業領域の定義が明確、?将来の予言ではなく現状の分析から
将来の方向を推察して因果関係についてきわめて簡潔な論旨の仮説が述べられている。
?自分のとるべき方向についていくつかの可能な選択しのうち、比較的少数の
もののみが採択されている。
?基本家庭を覚え続けており状況が全く変化した場合を除いて原則から外れない。
ヤマハの川上源一さん。
ピアノからエレクトーン、エレクトーンからオーディオ。
ピアノの木工技術から家具。
洗剤のいらない洗濯機。ポリバケツにつけておくだけできれいになる洗剤。
電気屋の洗濯機事業そのものを崩壊させることを狙うかもしれない。
日本の組み立て産業がつよいのは部品メーカーが強いということ。
コストダウンをしたり、改良設計を行っていることだけが事業計画と
思っているような人はもはや形骸化した大企業の一完了にすぎない。
このような考え方をいくら積み重ねても、世の中をリードするような先見的
製品や事業というものは出てこない。
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惨敗。この本を読みこなすだけの能力のなさを実感。後日、再度トライします。
メモしておきたいフレーズを一つだけ:変革しなくてはいけないのは、個人であり企業である。国や地方自治体にいくら変われといっても変われない。彼らは個の集合体にすぎない。個人や企業が変わるには、実は、こうすれば変われるのだ、という「気概」がカギとなる。
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大先輩の方から経営の定番本を読んでおいて
損はないよーと言われたので
今、必死に時間を見つけて読んでいます。
これがそのうちの一つ。
友人が経営を科学したものと
言っていましたが、かなり正しいのでは
ないかと思っています。
内容はさほど難しいものではなく
非常にわかりやすくなっています。
びっくりな事としては、これが70年代に
出版された本である事。
今まで読んできた経営に関する本の中でも
トップいくつかに入るだけの
内容が含まれていると思います。
この本は後で購入決定ですね。
読んだときは図書館だったので。
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内容
1部 戦略的思考とはなにか
戦略的思考入門
企業における戦略的思考
戦略的思考方法の国政への応用
戦略的思考を阻害するもの
戦略的思考グループの形成
2部 戦略的経営計画の実際
戦略的に考えるということ
“低成長”とはなにか
戦略的思考に基づいた企業戦略
戦略的計画の核心
先見術
大前氏の中で最も好きな本で、マッキンゼーの新人時代に大前氏が書いた手記がそのまま書籍化されたものである。
フレームワークが云々という話が中心ではなく、物事の考え方について実例を挙げつつ記述している。
1975年に初版が発売されているので古すぎるという指摘があるかもしれませんが、物事の本質をどうやってとらえるかという方法に関しては古いも新しいもないと思うので★×5の評価です。
日本のイカ漁を例にしたケーススタディは骨太かつ題材もかなりユニークで面白かったです。
本来ケーススタディの回答はこのレベルにあるべきで、巷で「地頭」とか「フェルミ推定」とか言われる小手先のテクニックとは一線を画しているレベルの書であると感じました。