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鎌田慧コレクションI 家族が自殺に追い込まれるとき
著者 鎌田慧
責任感が強く、几帳面な性格が仇となったか。膨大な仕事量に押しつぶされ、最後には入水自殺した設計士。月120時間にも及ぶ残業に耐えかね、「家族に会いたい」とこぼしながら死ん...
鎌田慧コレクションI 家族が自殺に追い込まれるとき
商品説明
責任感が強く、几帳面な性格が仇となったか。膨大な仕事量に押しつぶされ、最後には入水自殺した設計士。月120時間にも及ぶ残業に耐えかね、「家族に会いたい」とこぼしながら死んでいった工場員。連帯保証で身動きがとれなくなり、ホテルでいっせいに死を遂げた3人の社長……それぞれの遺族が、涙ながらに打ち明ける話は壮絶だ。さらに労災認定の壁が立ちはだかり、大切な人を喪った家族は闘わなければならない。どこまでも悲痛な13のケースが、この国の社会病理を浮き彫りにする。「鎌田慧コレクション」第1弾。
目次
- 絶望の淵に橋を架けよ 第I部 激しすぎる仕事 重すぎる責任 「恨むなら会社を恨め」 日立造船舞鶴工場 だれのための労災保険か 川崎製鉄倉敷工場 市職員を追い詰めた「無関心」の壁 静岡県下田市役所 「夫を家族のもとに取り返したい」 サンコー岡谷工場 第II部 「脱不況」の名のもとに 民営化の歪みをまともに受けて NTT札幌営業所 下請け社長の壮烈なる抗議 京王設備サービス下請け 親友三社長「悲劇の連帯保証」 東京都府中市 第III部 「わが子は弱かったんじゃない」 立ち上がった母親たち 飛島建設本社、広島市イシモト食品 異国で逝った息子よ! 神戸製鋼タールサイト工場 新人保母の「砕け散った夢」 兵庫県東加古川幼稚園 第IV部 「自死」を迫る社会病理 夫は役所の上司に殺された 大分県日田市役所 「君が代」と「人権教育」の狭間で 広島県世羅高校 官僚になりきれなかった環境庁局長 環境庁企画調整局 あとがき 文庫版へのあとがき
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