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聚美3
著者 聚美編集部
芸術家集団狩野派は、室町・桃山・江戸時代を通して自らの牙城を死守し、命脈を全うした稀有な存在である。正信・元信・永徳ら、歴史に残る天才画人たちの芸術的表現の淵源を探る。<...
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聚美 VOL.3(2012Spring) 特集狩野派の誕生と興隆
商品説明
芸術家集団狩野派は、室町・桃山・江戸時代を通して自らの牙城を死守し、命脈を全うした稀有な存在である。正信・元信・永徳ら、歴史に残る天才画人たちの芸術的表現の淵源を探る。
<特集記事1>
狩野派の誕生と興隆 ―正信・元信・永徳―(MIHO MUSEUM 館長 辻 惟雄)
狩野派の歴史が始まるのは、戦国時代の幕が開いた15世紀半ばの頃である。正信・元信そして永徳らが時代の風を読み、その天才振りを遺憾なく発揮し、狩野派の基礎を築いた。
<特集記事2>
狩野派絵画と天下人 ―障壁画と肖像画を中心に―(国華社編集員・多摩美術大学非常勤講師 松島 仁)
狩野派は、初祖の正信が足利義政の用命に応えて以来、元信・永徳・光信・探幽ら代々が、織田信長・豊臣秀吉・徳川将軍家らの御用絵師として仕え、活躍した。狩野派絵画が歴代の政権、なかんづく戦国の混乱を制し全国統一を進めた天下人の自己イメージの表象としての障壁画と天下人の肖像画を中心に考察し、社会的存在としての狩野派絵画に焦点を当てる。
<特集記事3>
狩野之信の花鳥図屏風 ―謎の画家狩野之信の実像を解明―(美術史家 松木 寛)
狩野之信は室町と桃山を繋ぐ中間的な位置、時代の過渡期にいた。彼は自らの創意を加えながら新しい花鳥図屏風を求め、その着想は次世代の旗手永徳の目を開かせることになる。
<特集記事4>
狩野探幽の素顔 ―もうひとりの探幽像―(東京藝術大学教育研究助手 加藤 弘子)
狩野探幽は江戸時代における狩野派の強力な指導者であるが、その素顔は殆ど知られていない。この小論は、ひとりの人間としての新たな探幽像を提示するものである。
【その他の執筆陣】
辻惟雄
千足伸行
岡田秀之
荒川正明
杉本秀太郎
増田勝彦
青柳恵介
池田和臣
長崎巖
河野元昭
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