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肩ごしの恋人
著者 唯川恵 (著)
欲しいものは欲しい、結婚3回目、自称鮫科の女「るり子」。仕事も恋にものめりこめないクールな理屈や「萌」。性格も考え方も正反対だけど二人は親友同士、幼なじみの27歳。この対照的な二人が恋と友情を通してそれぞれに模索する“幸せ”のかたちとは――。女の本音と日常をリアルに写して痛快、貪欲にひたむきに生きる姿が爽快。圧倒的な共感を集めた直木賞受賞作。
肩ごしの恋人
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紙の本肩ごしの恋人
2005/01/28 19:36
読んだ後のこの気持ち、最高です。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る
はっきり言って私は本を読む事が嫌いです。今までの人生で何冊本というものを読んだだろうかというくらい。
この本を買ったのも飛行機の中での暇つぶし目的で、成田にある本屋さんで買ったもの。
2人の対照的な女性とたまたま一緒に住む事になった一人の男の子。この本には純粋に一人の女性としてうなずいてしまう、そんな言葉が沢山詰まっていました。萌のいうこと、るりこのいうこと、一言一言がとても心にしみます。作者の軽いタッチの言葉も読みやすさの一つでしょう。そして、なんと言っても結末がいい。よくわからないけれど、涙があふれてきました。どこまでも青くひろい青空のようでした。読んだあとに心がキレイになる小説だと思います。
私にとってこの小説は本を読むというきっかけをくれました。いい本に出合えたと思います。
紙の本肩ごしの恋人
2007/04/10 23:43
女だからこそ
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る
萌&るり子の同世代の女だからこそ理解できる出来事(発言)が満載で、いちいち頷きそうになりました。
えも言えぬ面白さがあります。
登場人物が実に魅力的かつ個性的で、ブラックな考えも素直に受け入れられました。
読後感も爽やかでちょっと切ない。
紙の本肩ごしの恋人
2017/10/17 22:22
正反対のふたり
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
「るり子さん、すごいな」というのが率直な感想です。が、さばさばしたところに好感を持ちました。"三人暮らし"は楽しそうだったな。
紙の本肩ごしの恋人
2016/01/27 08:12
『爽やか』の一言
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くろべえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不倫、家出、離婚ete…ともすれば重苦しい話題をこうも爽やかにスルスル読み進められることに驚く。
当事者である登場人物が、これらの問題から逃げずに、かといって悩み込むことも力むこともなく、等身大の自分で応じている様がまた爽やか。
内容もラストもちょっと考えると『ん??』となるほど深刻だが、不思議とスルリと飲み込めてしまうこの爽やかさに、妙に元気が出ました。
紙の本肩ごしの恋人
2018/07/27 18:14
独身アラサーで出会えてよかった本
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:CHANRIE - この投稿者のレビュー一覧を見る
女を前面に出してそれが武器として自由奔放に生きる女と、女である事にコンプレックスを感じて仕事も恋愛も前に進めない女の話。
女の幸せを考えた時に、幅が広がる本だと思った。
不幸になることを考えるのは現実で、幸せになることを考えるのは幻想なの?るり子の言葉に共感した。
私も幸せになる事だけ考えよっと。ってなる。
紙の本肩ごしの恋人
2023/02/26 14:56
初めて
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マック - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて読む作家さんですが…
なんとなく、すんなり心に入ってこないというか…
今まで無意識に避けていたのかもしれません。
図書館とかで試し読みすればよかった、と少し購入を後悔しています。
紙の本肩ごしの恋人
2004/10/27 01:46
嫌な人が、一人もでてきません。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:R2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
“登場人物数”、“ストーリーの展開”、“話の長さ”
のバランスがとても良い。
“はてな?”と思うところが全くない、というのが感想。
嫌な人が、でてこない。
登場人物が全て自分の境遇に納得しているので、
とてもハッピーな話だなぁ。
オチ(結末)も、読み進めていく中で、わかってしまう。
唯川さんのは、いくつか、買ったことがあるような気がするが、
記憶には残っていない(著者と作品名がヒモつかない)。
作品を2度、読むということがない著作者の一人かも。
わかりやす過ぎちゃって(まあ、そういう作品で良いのですが)。
“萌”(だったかな?本がそばにない)と“るり子”の5歳からの女友達。
“萌”のキャラは、
私がよく手にとるこの手の文庫(恋愛小説っていうのですよね)にでてくる。
27歳、ちょっと冷め気味で、現代働く女風。
“るり子”(女を武器にする、わがまま女)は、なかなかおもしろい、というか、とても良い事を言っている。
私は(27ぐらいの時)、みため“萌”かもしれないけど、やってる事は“るり子”だな。
TVドラマ向きな話だ。
(TV)みないので知らないのだけど、されたのかな?
長さも調度良い(12話完結が可能だと思う)。
この本で、通勤1往復しかできなかった。
ブリーダーになって、本代の足しにしたいと思う、今日このごろ。
恋愛小説っていい。