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電子書籍

競争と公平感

著者 大竹文雄

「なぜ日本人は競争が嫌いなのか?」「競争のメリットとは何だろうか?」「格差の感じ方が人によって違うのはなぜか?」「私たちが公平だと感じるのはどんな時か?」
日本は資本主義の国々のなかで、なぜか例外的に市場競争に対する拒否反応が強い。私たちは市場競争のメリットをはたして十分に理解しているのだろうか。男女の格差、不況、貧困、高齢化、派遣社員の待遇など身近な事例から、市場経済の本質を捉え、より豊かで公平な社会をつくるヒントをさぐる。

競争と公平感

税込 858 7pt

競争と公平感

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評価内訳

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血の通った学問の方が好きだが、それなりに経済学は面白い

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 かなり評価の高い本のようなので手に取ってみた。経済学的な視点でいろんな事象を切り取ってある。21のトピックを扱っているが、なかなか勉強になった。
 ただ、この一冊でまとまった何かを伝えたいというより、経済学的なものの見方を21のトピックで披露してみせたという感じだ。

 それでもいくつかのトピックには興味深い分析がある。
 例えば、「自立できない非常に貧しい人たちの面倒を見るのは国の責任である」という考え方への賛否を尋ねると、日本での支持は59%と国際的には際だって低い。ほとんどの国では80%以上、90%以上の支持がある。先進国でも自立を重んじる米国ですら70%だから、日本の低さは意外だ。
 著者の分析では、日本ではそもそも格差がつかないようにすることが大事と考えられているとみる。格差が発生しなければ、国が貧困者を助ける必要もないと。
 市場競争も嫌いだが大きな政府による再分配政策も嫌いだという特徴を日本は持っているという。そして、これは地縁、血縁、完全雇用による身内での助け合いが機能してきたからではないかとする。
 分析の妥当性の判断は読者に委ねられるが、著者が指摘するように、格差がついたあとのセーフティネットが支持されるようになるまで時間がかかる可能性があるとすれば、すでに格差が露わになった今の日本社会は危うい。時代状況に日本人の価値観が整合するように転換していかないといけない。ひところ流行った自己責任という言葉の冷たさを身に沁みてから対策を講じるのでは遅い。

 こんな風に、あと20のトピックで、各種データを分析しながら経済学的な見方を教えてくれる。勤勉さよりも運やコネが大事だと考える日本人が2000年代から急増している点などなかなか考えさせるものがある。

 といっても、どの話題も俯瞰的な視点で切り取られるので、苦しい現実に直面している人には、経済学は冷めた印象を持っているように感じられる可能性がある。
 例えば、正社員と非正規社員を論じたトピックでは、正社員にずいぶん厳しい提言を出す。非正規社員が不況下で割を食いやすい立場にあるのは確かであり、この問題を解決しなくてはならないが、正社員の既得権益に切り込むだけでは本当には何も問題が解決しないのではないだろうか。安心できる雇用を広げながら、生産性や創造性を発揮して、持続的な成長を図っていくのが本来ではないだろうか。

 いや、こうして個別のトピックにとらわれるのではなく、良くも悪くも経済学的な見方にふれるというところに本書の良さがあると考えるべきなのだろう。人によっては、喜怒哀楽の感情を持った人間を見ていないという寂しさを感じたまま読み終えるかも知れないが、これが経済学的な見方なのだ。

 ある程度、読み応えのある経済書を期待する人には向かないが、経済学のセンスを知りたい人にはおすすめできそうである。

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腑に落ちることばかり。

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ピュー研究センターの調査によれば日本人は市場競争に信頼を置いていない。「貧富の格差が生じるとしても、自由な市場経済で多くの人々はより良くなる」という考え方に賛成する日本人の比率は約五割で、先進国のなかで圧倒的に低い」

どうも「市場競争」と聞くと身構えてしまうのは、なぜだろう。TVなどで大抵そういうことをいう学者やコンサルタントやベンチャー企業の若社長の風体や横文字ばっかの物言いが胡散臭気に感じられるからなのだろうか。

しかーし!と作者はこういう。

「それでも市場競争という仕組みを私たちが使っていくのは、-略-より豊かになれること、誰でも豊かになるチャンスがあることが大きなメリット」
だからだ。そして
「誰でも競争に参入できるという公平性が担保されていることが、市場主義の一番重要な点だからだ」

そう、そうなんだけどね。

「日本では資本主義の国であるにもかかわらず、市場競争に対する拒否反応が強いのである」

これは、「学校教育の影響?」かもと作者は述べている。さらにこうも。

「教育の目標はお金を稼げるようになることでなくて、豊かな情操をもった人間を育てることだ、という意識が学校では強いのだろう」

それは道徳、モラルであって「金融リテラシー」ではないよね。別段、アメリカびいきではないが、向こうの経営者の自伝なんかを読むと、大概子どもの頃から自分で工夫してお金を稼ぐ。しいては、それが起業への第一歩となっていることが多い。

その大切さや喜びを実感することって、もっと日本の子どもたちにさせてもいいだろう。キッザニアなどのシミュレーションじゃなくてモノホンで。感慨がちゃいまんがな。自分で稼ぎ方を知っていれば、会社に依存しなくてもいいだろうし。ま、理想論といえばそれまでだが。

この質問も考えさせられた。

「「所得はどのような要因で決まっているか」という質問」
に対して、
「アメリカ人が重要だと考えているのは努力、学歴、才能の順番であるのに対し、日本人は努力、運、学歴の順番である」

日本人が二番目に挙げている「運」。思い当たる節がある。あるどころか、日本全国中なにかにつけ「運」の連発かも。

「二〇〇〇年代になってから日本人の価値観が勤勉から、運やコネを重視するように変化してきた可能性がある」

努力が報われない社会とか、一種の諦観ムードの蔓延か。ちょうど風水や占い、風呂敷を広げればスピリチュアルブームともシンクロしているのは偶然じゃない気がする。苦しい時の神頼み。じゃなくて運頼み。

ここも、なるほどと。なぜ政策は高齢者優遇と思いがちなのか。それは有権者、選挙に行く人が圧倒的に高齢者が多いから。

「高齢者のほうが若年者よりも投票率が高い」
ゆえにそちら向きの政策になるという説明は腑に落ちる。

競争と公平っていうと、何かうまく並列しないように思えるが、そうじゃない。作者のいつもの著作のようにデータに基づき丁寧かつきわめてわかりやすく書いてあるのでそのことが、よーくわかる。

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