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ハリガネムシ
著者 吉村萬壱 (著)
私は風呂無しアパートに住む、高校の倫理教師。サチコが、突然アパートに押しかけてきた日から、私は堕ちはじめた。入浴料二千五百円、サービス料一万二千円の店で働く痩せたソープ嬢。手首には無数のためらい傷。２人の奇妙な共同生活の中で、セックスと暴力だけが加速していく。その果てにあるのは？ 人間存在の深奥を見据えて深い感動をよぶ傑作小説。「笑い、怒り、おぞましさ……これほど感情を翻弄された小説は久しぶりです」と山田詠美氏激賞の、戦慄の芥川賞受賞作！
ハリガネムシ
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紙の本ハリガネムシ
2023/10/26 09:44
秘めた暴力の解放
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：狂ったチワワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
心に秘めている暴力性を、表現して解放して
人間という物を感じる事ができた。
ところどころグロイが、これが人間の真の姿だと共感できた。
紙の本ハリガネムシ
2016/09/14 17:28
粗さが目立ちました。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉村さんは「虚ろまんてぃっく」のあとがきの中で、宇宙人の視点で地球人の生態を描きたいという旨の発言をしていました。
本作は初期の作品のためか、まだ描いてる本人が宇宙人になり切れていない感じがしました。ただただ暴力と色気を書き殴っただけ、みたいな。
本作だけを読んで吉村作品の印象を決めるのはもったいないので、まずは「ボラード病」をおすすめします。
