電子書籍
なるほど!意外!時事問題の裏技
著者 坂東太郎 (著)
「本書では時事問題を単に列挙するだけではなく、その出来事にいかなる解釈を加えることが可能かを吟味した上で、
できる限り「あまり知られていない」視点をメーンに紹介することを目標に作られています。「裏技」と銘打ったのはそうした執筆意図があったからです。」(「はじめに」より)
筆者はもと毎日新聞記者。大手予備校・早稲田塾で「論文作法」という文章講座を長年務めてきた。
小論文、レポート、エントリーシートに使える、他人と差がつく「ひとひねり」を伝授する。
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2002/12/22 00:04
誰も教えてくれない時事問題の切り口があった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みる - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、知識は当然与えてくれますが、それ以上に思わず「なるほど」と感じられる視点を探し出しています。それを政治、経済、国際、教育、メディア、環境、文化・人権、世相の七分野、全六四項目にまとめてあります。
時事問題といえば、よくまとめてあるけれども当たり前すぎたり、凄く分厚かったりと、取っつきにくい印象があったのですが、本書は、子どもにでもわかるぐらいにわかりやすくくだいて書いてあります。そればかりか、マスコミでは決していわない本音や、学校でも習わない政治や経済の原則が触れてあり、タイトル通り「なるほど! 意外!」の連続です。
2002/12/24 18:15
著者コメント
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:坂東 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の坂東太郎と申します。本書では時事問題の列挙でなく、「あまり知られていない」視点をメーンに紹介しています。だから「裏技」というわけです。
時事問題は大学入試や大学でのレポート作成、さらに採用のエントリーシートや試験にもよく問われる重要範囲ですが、類書にはいくつかの問題を感じました。まず網羅型の分厚い解説書はとても読み通せません。逆に項目を読める範囲に選別して解説を付すスタイルでは、実際に試験やレポートに使えるか疑問です。というのは、そうした場面では正確な知識よりは、一つの時事問題に「あなたはどう考えるか」「最近興味を覚えた時事問題は何か」という出題が多いからです。つまり個性的な切り口が提供できるかが勝負になるのです。しかし用語の正確な解説だけでは「どう考えるか」や「興味」のあり方までは表現できません。かといって正確な解説を自分の考えや興味として書いてしまうと、出題者が知りたい「個性」の部分で埋没してしまいます。勉強している人は、それゆえに皆同じことを書いてしまうからです。皆と同じでは個性的とはいえません。かといって、やみくもに独自の判断を展開してしまうと、曲解や独善、極論に陥る危険が高く、個性以前に「変な人」という否定的な評価を受けてしまいかねません。
そこで本書では、正確な知識は押さえつつ、個性的かつ採点者に「なるほど」と思わせられる視点を探し出し、それを政治、経済、国際、教育、メディア、環境、文化・人権、世相の七分野、全六四項目にまとめました。
筆者は早稲田塾という大手予備校で「論文作法」という文章講座を続けてきました。また同塾の大学生部門(仮称)にも関わっているため、高校生や大学生の知的水準や興味のありかは多少は知りうる立場にいます。また筆者は大学を卒業後、毎日新聞社に入社し、今は出版の一員なので、時事問題を長い間意識せざるをえない立場でもありました。こうした経歴を生かし、高校生や大学生にもわかりやすく、切実感のある説明ができたと自負しています。本書を通じて、時事問題の「意外な視点」を感じ、それぞれの目標達成に生かしていただければ望外の喜びです。