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ホームレス自らを語る
路上生活者にインタビューし、来し方を語ってもらうという取材形式で5年、34人の実録ができあがった。
のちに『新ホームレス自らを語る』『転落 ホームレス100人の証言』と、続編を2冊出したルポルタージュ。全員顔写真つき。
「ホームレスのナマの声を記録したいということで始まった取材であったが、勧めていくうちに、一般に「ホームレス」という言葉で一括りにしているイメージとはまったく異なる、個々の人間模様が浮かび上がってきた。これを紹介しなければ、いつまでたってもホームレスを自分とは別種の、しかも劣った人間とみなす風潮は改まらないと痛感し、刊行に至った。(「まえがき」より)
ホームレス自らを語る
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紙の本ホームレス自らを語る
2001/03/11 18:14
特別な人がなるわけじゃない
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投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホームレスというのはたいてい薬とかお酒で頭がおかしくなっちゃった人とか、昔ぐれてどうにもふつうの人生を歩めなくなった人だとばかり思っていた。しかしこの不景気を反映してか、この本にでてくるホームレスの人々には元サラリーマンもいる。これはもう他人事ではない。
ちょっとしたことで人生はどうなるかわからない。大切に生きた方がいい。私は平凡な人生を歩んできたので、その波乱の人生や強烈な人間性は興味深かった。そして同じホームレスの中でも明るくやってる人と、自分の人生は失敗だったと思ってる人がいるのを知って不思議に思った。
たまにはこういう本もいいかも。